postscript 読んでくださってありがとうございました!そしてあとがきなんかにも目を通してくださっているそこのあなた!だいすきです!にしても私どうしよう課題やってないよ?やばくね?テスト4日後だよどうするよ私?(…) 今回のこのお話は、最初はスリザリンヒロインのお話が書きたいなーって思ったのが始まりです。そしてどうせスリザリンヒロインならシリウスのこととことん嫌ってやれ!ついでにジェームズやリリーのことも嫌ってやれ!そら!そら!とか思って書いてたら前半はこれ誰夢?って感じになっちゃいましたねなんてこったい。しかもヒロインこんなにシリウスのことけちょんけちょんに言ってたら読者さんに嫌われるんじゃね?と思っていたのですが、お知り合いさん数人にちろっと読んでもらったところ思いのほか好評で吃驚しました。うーん、どうやら素直じゃないところが人気の秘訣らしいです。「そんなこと言ってぇ、ほんとはシリウスのこと好きなんでしょ??うりうり〜!」みたいなかんじなのかな…さてはて。(きっと違う) 今回もわりと恋愛ちっくなものを目指して…い…なかった、最初は。最初はね。けれど気付いたらやっぱり恋愛の話だこれ。でも一番書こうと思っていたのは最後の方でのらりくらりと書いている、自分の価値観から飛び出す、ってことです。今まで自分の世界を固く守っていたけれど、一歩踏み出してみるだけでだいぶ眺めが変わるんだよみたいな。私自身、学校やら校外活動やらで日々いろんな人と関わって、そのたびに価値観の違いを感じていて。私の中ですごく大きいというか、私が人と接している時に気にすることベスト3には入るくらいに価値観って大事だと思うんですよね。私の感じ方と相手の感じ方、考え方とか行動の仕方とか、価値観でいろんなパターンがあっていろんな人がいるんだなあって。まぁこのお話含め、全て私の意見でしかないんですが。これを読んでくださっている方には私と同じ考えを持つ人もいれば、間逆の考えを持つ人もいると思います。はたまた「へぇ〜。…それで?」みたいに何も感じない人もいると思います。でもそれはそれでいいんだと思います。私にとって価値観というものは非常に大事ですが、それを他人に強制するつもりはありませんし、私はあなたとは違う、と思うこと自体もひとつの価値観だと思います。うん?日本語あやしくなってきたね…ゲシュタルト崩壊!テテーン! そうそう、結局レギュラスはなんだったの?という話でありますが、彼は本当に本当にヒロインのことを愛していました。でもレギュラスはとっくにヒロインが自分を“純血貴族”という目でしか見てくれないことに気付いてて、しかしシリウスのことは“純血貴族”であると同時に一人の人間である“シリウス・ブラック”としても見ていて。それがレギュラスは悔しくて羨ましくて、自分のことは一生そうは見てもらえないんだろうなって気付いてたのです。シリウスとヒロインが想い合っていることに一番早く気付いたのはレギュラスであり、しかし彼は本当にヒロインを愛していたのでファインセでいて、でも自分が闇の道に進む前にヒロインの幸せのことを考えてシリウスとくっついてほしかった…という、私自身もなんかよく分からない複雑な心境だったみたいです彼。もはや他人事ですね。コラ。 一番哀れなのはレギュラス…と見せかけての!実は!実はね!チェルシーなんです!(どーん) いやまぁここからは裏話なんですがね…ていうか今度、チェルシーについての番外編を書くつもりでいますのでそのことについては今はノータッチでいきます。フフ、楽しみにしててください…って言えるほどすごいものを書くつもりはないんですが。まぁ楽しみにしていてくださると嬉しいです。 黒真珠のパノラマというのは、ええと、なんとなく察していただけるでしょうかとか言ってみますがどうでしょうか。 日本語しゃべれ私! 真珠=心、パノラマ=景色と捉えてくれてば嬉しいです。終盤のように、後から振り返ってみればあれは私の固定概念からみた世界でしかなかったなぁ、っていうのが伝えたかったことなのかな。過去の自分を振り返るって大事だと思います。たとえその当時が辛くても数日後はたまた数年後には笑い話にできるからビックリですよね。私も日々そうやって生きてます。数日前の自分あほらし!そしてきっと4日後のテスト真っ只中にも今日の私を笑ってるんだと思います。なにしてんねんお前アハハ。過去を振り返ること、そしてそれを認めること、過去があったからこそ今の自分があるってことを忘れちゃいけませんね。私もあの時ああすればよかった、こうすればよかったって日々後悔の連続ですけど過ぎちゃったものは仕方ありません、笑い話にしちゃおうぜ。こうして能天気なお気楽人間が出来上がるのであーる…ダメダメじゃん…。 話の構成は前半はねりねりしましたが10話あたりからはnotプロットです。そのときの思いつきで書いてます。終わりの終わり、14話の世界のほにゃらら〜ってのはなんとなく頭にあったんですが、それまではもう一発書きですよねだからもうテンションで書いちゃっててきっと明日明後日に見たらアイタタターなんだろうな…って思いつつたぶん直しません。これはこれでいいじゃん。ね、ね。いいよね。あとついでに言っとくと、(キャラが)若いからぶっとんだ思考も許される…と、いいな。 うーん、全体の前半を書いたのってもう1ヶ月以上前だからそのときどんな気持ちで書いてたのかは覚えてないけど、とりあえずひたすら書くの楽しかったです。シリウスをけちょんけちょんに書くの楽しかったです。あっごめんなさいごめんなさい石投げないで…。純血貴族主義、っていうことにも考えさせられたお話でした。映画や原作では悪者みたいに書かれてますが、それは彼等の中では正義なんだよなぁとか思ったり。まぁこのお話のヒロインは例外ですけど。あぁ、うつくしいものは結局何だったんだろう、ていうのもコンセプト?にあるのかもしれない。なんだったんだろうね。それは各キャラそれぞれ違うんだろうなぁ。 あとがきだってのに長いね、そろそろ終わろうね。まぁ番外編書く(と思われる)ので適当に待っててやってください。 チェルシーとあの方のお話です。フフ。このお話で何かを感じてくれたなら幸いです。自分の視野だとか価値観だとか意見だとか、そういうものを大事にしてほしいなぁと思っています。最後にもう一度、読んでくださってありがとうございました!感想などいただけたら嬉しいです。それでは。 ![]() (12/01/01,15:10...結葵稀世) |