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「ユリカゴ」を読んでくださってありがとうございました!このあとがきも読んでくださってありがとうございます、もう、天にも昇る勢いでお礼を申し上げたいです!(日本語おかしいね)唐突に書き始めたお話ではありますが、なかなか気に入ってます。というかかなり気に入ってますね。フフ。

この話は、ある日ふと「今私が感じていること、今でしか感じられないことを文章にして残したい」と思ったところから始まりました。模試の結果がちょうど返ってきた時期だったので現実逃避をしたかったんですね。だめですね。私自身、今(本当にタイムリーに)、成績とか偏差値とかが全然で、テストや模試の前には学校に行くと不安や恐怖のせいで教室に入った途端気分が悪くなったり、入りたくないな、と思ってしまったり。廊下のロッカーの前でぼんやりしたり、なんでこんなに勉強しなくちゃいけないんだろうって思ったりするときもあります。でもやっぱり大学に行きたいという思いは強くて、だから勉強しなくちゃいけないんだなって、あれ、なんか、話脱線してるね?ヒロインが模試の結果に落ち込んだり、担任の言葉にギリギリで持ち応えていたりっていうのは普段私が感じていることを盛りいれました。あぁ、かと言ってリアリティ過ぎるのは(私の精神的に)書けなかったので少しぼやっとしてますけどね…。私自身、成績や偏差値や大学に関しての弱音って誰にも言えてなくて、でも言いたくて、でも言える人がいなくて、ヒロインみたいに全てを吐露できる人がいたらいいなあああとか思いますよね!いいなあヒロイン!幸せやなあヒロイン!

普段私は彼のことをレインさんと呼んでいるので、ヒロインにレインと呼ばせるのはすごく楽しかったです。というのも、私、ヒロインとお相手さんが同等の立場というか、上下関係がない関係(ややこしいな)が好きで、だからヒロインがレイン呼びのタメ口なのに対して、レインさんは君付け呼びの敬語なんですよ。結局、包容力というか受け止める器はレインさんのほうが大きかったわけですが、まぁどっちつかずな関係なんでしょうね。きっとヒロインのほうが秀でていることもたくさんあるんだと思います。

信頼するとかされるとか、そういうことを考えながら書いてました。好きと信用できるっていうのは別物…かなって。いや私自身三次元な人を好きになることがね、全然ありませんのでね、真実は迷宮入りでありますが!好きだから信頼したい、でもやっぱりまだ信じられない。そしてそういう関係からいい意味で脱出して、信頼できるようになる。そういう流れを書けたらなぁと思いながら。

最近、昔と書き方が違うなぁとすごく思うようになって、昔のように書きたい!とまではいかなくても、昔の感覚を取り戻せたらなぁと思って、今回はノープロットでやってみました。その場の勢いまかせ、見切り発車、だけどなんか私はやっぱりプロット練らないほうが気に入る話が書けるなぁと今回再確認できましたね。プロットをきちんと書いている方が回りに多くて、おおっ私も書かなくちゃ!書いたほうが書きやすいのかなやっぱり!と思ってプロットをこねこねするようになってたんですが、やっぱり私には合わなかったみたいで…。だからプロットをちゃんと作ってから本編書く方は本当にすごいと思いますね!私にはできない…。

実はこれ7日間で書き上げたものなんですよねー!いやまぁその7日間の間にテスト3つもありましたよねー!明後日から試験1週間前ですよねー!ほんとなにやってんだか私…現実逃避も甚だしいな…。前回の長編も勉強が忙しい時期に書いてましたねそういえば。いいんかいな。私は今まさに勉強真っ盛りな時期でありますが、いまこれを読んでくださっている中の勉強真っ盛りな方へ。あなたを支えてくれる人はいっぱいいっぱいいるんですよ、相談できなくても弱音を言えなくてもそれはあなたが弱いんじゃないんですよ、強くいたいと思うからなんですよ。そのプライドを大事にしてください、言えなくたっていいんです、きっと周りから動いてくれます。…という、まぁ私自身に向けたような言葉を残してあとがきを終えたいと思います!偉そうなこと言ってんじゃねーよバーロー!

「ユリカゴ」は見守られる場所という意味でした。誰かにちょっと荷物をあずけられるようになるお話。あ、毎ページの最後にある黒枠に囲まれたやつが拍手になっているので、もし気に入っていただけたらぽちりとお願いします…!では、最後になりますがここまで読んでくださって本当にありがとうございました!感想などいただけたらうれしいです。



120225/19:41 結葵稀世  back ユリカゴ next